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熱中症について
STAFF BLOG2019.07.30
梅雨があけ松山市でも毎日暑い日が続いています。
今回はこれからの時期に多くなる熱中症についてです。
熱中症は
気温の上昇で体の中の水分や塩分などのバランスが崩れ体温調節ができなくなることで汗をかかなくなり体温が上昇し発症します。
人間の体の約6割は水分が占めており、体重の2%の水分が失われると脱水症状を起こし熱中症が発症しやすくなります。
熱中症になりやすい環境は
梅雨明けの気温が上昇する時期、気温が急激に上がった時、気温が高くなくても湿度が高い時などです。
最近では室内であっても温度と湿度が高ければ熱中症にかかることがあるので注意が必要です。
目安として気温が30度以上、湿度が70%以上、風があまりふいていない日は要注意です。
熱中症の種類
熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病に分けられます。
熱中症の重症度と主な症状
<軽症>熱けいれん、熱失神:こむら返り、足などのけいれん、立ちくらみ、血圧の低下、呼吸数の増加、失神など
<中等症>熱疲労:頭痛、めまい、顔面蒼白、倦怠感、発汗、吐き気、下痢・嘔吐、頻脈、血圧の低下など
<重症>熱射病:上記の熱疲労の症状、手足の運動障害、多機能障害、意識障害、過呼吸、体温の上昇など、熱射病の場合は死亡することもある
熱中症になりやすい人
子供、高齢者、寝たきりの人、運動不足の人、日中に仕事や運動をする人、二日酔いの人、太り気味の人、高血圧の人、疲れがたまっている人、水分不足の人、循環器の疾患や心臓病、腎臓病、糖尿病などの内分泌疾患の人、過去に熱中症になったことがある人などです。
熱中症の予防
水分補給:汗をかいたら十分な水分補給をおこなう、運動時は運動中だけでなく運動前後にもしっかりと水分を補給する。入浴前や寝る前にも水分は補給するようにしておく。家の中にいてもこまめに水分は補給する。
人間の身体には約0.9%の塩分があるのでスポーツドリンクのほうが熱中症には効果的です。
体調管理:睡眠不足でないか、疲れがたまっていないか、熱がないかなどをチェックする。体調が悪い時は外出は控える。
外出時:直射日光は避けてできるだけ涼しく風通しの良い場所を選ぶ。
服装など:半袖のシャツを着用する、通気性の良い素材の服を選び色は白系統のほうがよい、日傘なども効果的
最近では頭や首を冷やす帽子やヘルメットなども使われています。
その他:携帯型熱中症計を身につけ体の状態をチェックする方法もあります。
熱中症になったら
症状が軽度の場合は、体を冷やす(腋下、首回り、足の付け根など)、涼しいところで休む、水分補給をすることで症状がおさまります。
熱けいれんを起こしている場合はけいれんしている部分のマッサージ、熱疲労の時は足を心臓よりも高くして寝かせる。
また熱射病の時は皮膚が赤くなり熱っぽい場合があるので、上半身を高くして寝かせます。
熱中症は素早い処置が重要なので注意してくださいね!